「高齢の父に原付バイクに乗るのを諦めてもらう!」という小さな戦い

味な英語屋

2015年11月23日 06:32

ご覧いただきありがとうございます。



1か月ちょっと前の10月12日の夕方、要支援1の父親(84歳)が原付バイクで近くの店にいったきり、まったく逆の方角に行って迷子になりました。

その時、後ろからゆっくり走ってきた車に、バイクのマフラーをこすられマフラーの先端が地面にこすれそうな状態になっていたので、

この機会に、バイクに乗るのを父に諦めさせようと、マフラーは修理しないままにしていました。

3,4年前、止まっていた車の後部に、よそ見をしていてバイクをぶつけたことが2度あり、

当時はまだ認知症の疑いもなく比較的元気だったので、そのままにしていました。

さすがに今回の迷子事件があって、もうバイクには乗らせまい!

そして、どうすれば乗るのを諦めてくれるのか?


考えた方法は、

● 「危ないから、もう乗らない方がいい!」と警察官に言われた。
(ウソではありませんよ、迷子事件の時に現場見聞に来た警察官にそう言われました。それと、役所や警察など、お役所に言われている!と言った方が高齢者には効果があるのでは!と思ったのも理由です)

● 「父には、人生の終盤に交通事故の加害者になって欲しくない!」
これが本音です。過去に2回、車の後部にぶつけた時は、相手が車だったからよかったようなものの、相手が小さな子どもや自転車に乗っている人だったらと思うと、ゾッとします)

● 近場の買い物でも自分が行くから、買い物があったら言ってよ!
(自分が代わりにやるよ!と小さな覚悟をする。)

の3つです。

迷子事件の後、2回ほど「バイクの鍵、返してよ!」と言われましたが、

上の理由を並べてなだめすかし、

父も強硬に「鍵返せ!」とは言ってきていません。


昨日、父親に

「1か月ちょっと前、夕方迷子になったこと覚えてる?」

と聞いたら、

「よく覚えてないなぁ~」との返事。

とぼけているのか、本当に忘れてしまったのか分かりませんが、

今までの出来事でも同じようなことがあったので、多分本当に忘れているのだと思います。

今のところ、マフラーの垂れ下がったバイクは前庭に置きっぱなしにして見えるところに置いてありますが、

もう少し様子を見ながら、原付バイクのことが頭から徐々に消え去っていくことを期待しつつ、バイクを廃車にしようかなと考えています。

また、迷子事件があったのち介護度の区分変更申請を行い、先日要支援1から要介護1になった旨の通知が役所から来ました。

この辺の顛末については、またの機会に書きたいと思います。
2015/10/15
ご覧いただきありがとうございます。10月12日の夕方、要介護3の母から電話があって、父が夕方6時過ぎに原付バイクで近くの店に行ったきり、帰って来ないと連絡があった。すぐ実家に駆けつけて母から話を聞くと、母が誤って大きなガラスのコップを落として割ってしまったので、父が近くの店に買いに行って40…
2015/11/09
ご覧いただきありがとうございます。父は84歳で要支援1、母は83歳で要介護3の車イス生活。いわゆる、父が母の面倒を見る老々介護の状況ですが、去年まで年2~3回救急車のお世話になっていた状況から比べれば、今年は比較的平穏な日々が続いています。デイサービス、訪問看護、訪問介護、訪問入浴、掃…



関連記事