先日、
ITコーディネーター「ダンディ和田」さんのお話しを聞く機会があり、
その中で感心した事例
「鈴木洋服店」様のお話しです。
(
「鈴木洋服店」様のサイトはこちらです →
ホームページ、
ブログ)
ひとことで、何に感心したかといいますと、
『想定するお客さんを変え、
的を絞ったことで売上が増えた』
ことです。
オーダーメイドの紳士服を作って販売されている、すごく腕の良い洋服店さんなのですが、
お店が、船明ダムより北へ直線距離で6kmくらいの山奥にあるお店なんです。
普通に考えても、人は少ないし集客に苦労するであろうことは想像に難くありません。
それに加えて、紳士服市場は
● 量販店の台頭
● 洋服のカジュアル化の進展
● 若い世代の急激な人口減少
という環境変化の中で、需要は明らかに減ってきています。
そこで目をつけたのが、
「ブライダル目的のお客さま」
結婚式で着る衣装は多くの方がレンタルで、女性に比べれば安いとは言われる男性の衣装でも、
結婚式で着るタキシードや披露宴で着る衣装で、10万円前後の出費となってしまいます。
結婚式なので気前がよくなっているとはいえ、
ちょっと着るだけで10万円?!
もったいないです。
そこで打ち出したのが、
「リメイクできるブライダルスーツ」
結婚式や披露宴で着たあとは、普段で着られるスーツへとリメイク。
素晴らしい着眼点です。
想定するお客さんを変えて的を絞ったことで、
ブライダル目的のお客さんが増え、
提供している商品やサービスをほとんど変えることなく、
売上アップと売上の安定につながる!
これって、素晴らしいですよね。
個人事業や小規模で事業をされている方にとって、
お客さまのターゲット層を絞ることで、
お客さまの気持ちや具体的なニーズがよく分かるようになり、
ひいては売上のアップにつながる素晴らしい事例だと思います。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。