タブーなホワイトソックス

味な英語屋

2014年09月13日 06:32

ご覧いただきありがとうございます。


大リーグファンの人には申し訳ないですが、

アメリカ大リーグのシカゴ・ホワイトソックスの話ではありません。




20~30年前、日本ではダーク系のスーツに白い靴下をはいたビジネス

マンをよく見かけたものでした。


当時、私はアメリカに出張することが多かったのですが、白い靴下を履いた

ビジネスマンを見たことがありませんでした。

会社の先輩からも、仕事では白い靴下を履かないように!と注意された

ことを思い出します。


1800年代後半、英国の主な産業は炭鉱であり、そこで働く労働者たちの

多くが、足を暖かくするために白いニットの靴下を履いていたと言われて

います。


階級社会の英国では、貴族など上流階級の人たちは、白い靴下を履く

のは下流労働者だと軽蔑していました。


そのような歴史的背景もあり、特に英国ではスーツに白い靴下を履くのは、

下流労働者の成り上がりだと見られていたようです。


身だしなみのマナーが浸透したせいか、日本でも最近はダーク系のスーツ

に白い靴下を履く人はめったに見かけなくなりましたが、欧米で白い靴下を

履くのは、もっぱらスポーツをする時にした方が無難ですね。

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