大リーグファンの人には申し訳ないですが、
アメリカ大リーグのシカゴ・ホワイトソックスの話ではありません。
20~30年前、日本ではダーク系のスーツに白い靴下をはいたビジネス
マンをよく見かけたものでした。
当時、私はアメリカに出張することが多かったのですが、白い靴下を履いた
ビジネスマンを見たことがありませんでした。
会社の先輩からも、仕事では白い靴下を履かないように!と注意された
ことを思い出します。
1800年代後半、英国の主な産業は炭鉱であり、そこで働く労働者たちの
多くが、足を暖かくするために白いニットの靴下を履いていたと言われて
います。
階級社会の英国では、貴族など上流階級の人たちは、白い靴下を履く
のは下流労働者だと軽蔑していました。
そのような歴史的背景もあり、特に英国ではスーツに白い靴下を履くのは、
下流労働者の成り上がりだと見られていたようです。
身だしなみのマナーが浸透したせいか、日本でも最近はダーク系のスーツ
に白い靴下を履く人はめったに見かけなくなりましたが、欧米で白い靴下を
履くのは、もっぱらスポーツをする時にした方が無難ですね。