今年は「さんま」が不漁で、「いわし」が豊漁だとか。
そのせいか、テレビでは「簡単にできるいわし料理」のレシピを紹介している番組をときどき見かけます。
その時、頻繁に出てくるのが「オイルサーディン」。
少し前までは、「いわし」のことを「サーディン」なんて言わなかったのに、
いつの間にか「サーディン」という言葉が、カタカナ英語として市民権を得てきた感じがします。
今日は、この「サーディン」がカタカナ英語として定着する前に、「sardine」にまつわることを書きたいと思います。
まず、発音ですが
テレビではキャスターが「sardine」の第一音節”a”にアクセントをつけて発音していますが、
本当は「sardine」の第二音節の母音”i”にアクセントがあります。
カタカナで書くと「サーディーン」と言った方が英語の発音に近くなります。
この「sardine」、意外と思われるかもしれませんが、
動詞で「すし詰めにする」という意味もあり、
「sardine」はとかく、ぎゅうぎゅう詰めの様子など窮屈なイメージを抱かせる言葉です。
英語では、
“tight as a can of sardines”
“tight as sardines in a can”
のように、
「いわしの缶詰のようにぎゅうぎゅう詰め」
と表現されて使われます。
日常の会話で「いわし」が話題に上り、
「サーディン」という言葉が出てきたら、
そう言えば、こんな意味もあるんだと思い出してください。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。