「いわし」が豊漁のせいか、「サーディン(Sardine)」が市民権を得つつある!

味な英語屋

2017年08月25日 06:32

ご覧いただきありがとうございます。


今年は「さんま」が不漁で、「いわし」が豊漁だとか。

そのせいか、テレビでは「簡単にできるいわし料理」のレシピを紹介している番組をときどき見かけます。

その時、頻繁に出てくるのが「オイルサーディン」。


少し前までは、「いわし」のことを「サーディン」なんて言わなかったのに、

いつの間にか「サーディン」という言葉が、カタカナ英語として市民権を得てきた感じがします。


今日は、この「サーディン」がカタカナ英語として定着する前に、「sardine」にまつわることを書きたいと思います。


まず、発音ですが

テレビではキャスターが「sardine」の第一音節”a”にアクセントをつけて発音していますが、

本当は「sardine」の第二音節の母音”i”にアクセントがあります。

カタカナで書くと「サーディーン」と言った方が英語の発音に近くなります。


この「sardine」、意外と思われるかもしれませんが、

動詞で「すし詰めにする」という意味もあり、

「sardine」はとかく、ぎゅうぎゅう詰めの様子など窮屈なイメージを抱かせる言葉です。


英語では、

“tight as a can of sardines”

“tight as sardines in a can”

のように、

「いわしの缶詰のようにぎゅうぎゅう詰め」

と表現されて使われます。


日常の会話で「いわし」が話題に上り、

「サーディン」という言葉が出てきたら、

そう言えば、こんな意味もあるんだと思い出してください。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。

関連記事