衆議院選挙で耳にすることが急に増えた「リベラル」、これほど曖昧な言葉はないのでは!

味な英語屋

2017年10月13日 06:32

ご覧いただきありがとうございます。



突然の衆議院解散に続き、小池劇場をきっかけに生まれた民進党の護憲派を中心とした立憲民主党

あきれるくらいのドタバタ劇

その最中でよく耳にした「リベラル(Liberal)」という言葉

政党や候補者の理念を指すようだが、「リベラル」という言葉を聞いて、同じ理解をする人が何割くらいいるだろうか?


そもそも「リベラル」って、どんな意味なのか?

英語の辞書で引くと、

●自由主義の, 自由な, 偏見のない, 公平な, 考え方の開けている, 進歩的な, 寛容な, 寛大な, 度量の大きい, 気前のよい, 物惜しみしない, ケチケチしない

●自由党の; a ~ 自由主義者, 進歩的な人; a Liberal 自由党員


広辞苑では

●個人の自由、個性を重んずるさま、自由主義的


大辞林では、

●自由を重んじるさま。伝統や習慣にとらわれないさま。また、そのような立場の人。 「~な考え方」

●自由主義に基づくさま。自由主義の立場をとるさま。また、そのような人。

●穏やかに改革を行おうとするさま。また、そのような立場や人。

などと出てくる。


しかし、日本の政治(永田町)で使われる「リベラル」はどうも

●護憲派

●左派

を指しているようで、きちんとした定義がどうもはっきりしない。


「リベラル」には、どう考えても

●個性を重んずるさま、自由主義的

が根底にあると思う。

衆議選で飛び交う、あまりにも曖昧な「リベラル」という言葉

そのような言葉を使うのではなく、政党であれば具体的な政策をきちんと訴求して欲しいものだ。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。

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