最近、どうも日本語を忘れたかのように、新聞やテレビでカタカナ言葉が溢れている気がする

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ご覧いただきありがとうございます。

そのカタカナ言葉、日本語で言ってくれ!

まだ両親が実家に住んでいた頃、といっても数か月前の話ですが、

父が新聞記事に書かれているカタカナ言葉を指さして、

「この言葉、どういう意味だ?」

と、しょっちゅう質問されました。

言われてみれば、

「みょうにカタカナ言葉が溢れているなぁ~」

最近、特に多くなったように感じます。


日本語を忘れたかのように、新聞やテレビでも溢れているカタカナ言葉

プレミアム ハザードマップ コンセンサス マイルストーン イノベーション ガバナンス リテラシー オンデマンド アジェンダ

最近では、

アセスメント アーカイブ インセンティブ リスペクト アウトソーシング ロードマップ サステナビリティー ダイバーシティ

などなど、数え上げれば切りがありません。

コンセンサスは「合意」、リスペクトは「尊敬」と日本語で言ってくれれば、ほとんどの人が分かるのに・・・

という言葉も多くあります。


次から次へと出てくるカタカナ言葉に戸惑っている人も多いのではと思います。

日本語にない概念だったり、ピタッとした訳語が思いつかないこともあるでしょうが、

そのまま放置されていてもいいのかな?

と思ってしまうし、訳語探しを放棄してしまった感すらあります。


アウトソーシングは、「外部委託」や「外注」で定着しそうですし、

環境分野で多用されるアセスメントは「評価」で定着できるような気がします。

イノベーションは、よく「技術革新」と言われることが多いですが、この訳語だけでは必ずしも当てはまらないこともあります。

技術である必要もなく、また革新である必要もありませんし、「今までにない新しい価値の提供」も立派なイノベーションです。


また、どこかで見てついクスッと笑ってしまった、カタカナ言葉の勘違いにまつわる面白い話もあるようです。

・ハイレゾ(画像や音声などの解像度が高いこと)? ハイレグのこと?

・人形の「フィギュア」? スケートのこと?

・テレビの4K? 3K「きつい、汚い、危険」よりもっと嫌われるもの?

勘違いしたら、赤っ恥かきそうですよね。


一方、昔から使われているカタカナ言葉で、すっかり定着してしまった

「ローカル(Local)」

定着はしたものの、

地方とか田舎という意味合いがないにも関わらず、そのような意味で使われてしまっているのは始末が悪いです。

2014/10/23
ローカル”Local”、地方や田舎だと思っていませんか?
ご覧いただきありがとうございます。「ローカル」と聞くと、田んぼや畑の中を二両編成の小さな電車が走り抜けるという光景を思い浮かべる人もいるでしょう。「鉄道のローカル線」、「テレビのローカルニュース」、「ローカル色豊か」などという言葉もよく聞きます。これらの言葉を聞くと、「ローカル」…


何となく格好いい、知的と惑わされてしまうカタカナ言葉の多用

年配の方にとっては戸惑うことが多くなるばかりで、

ましてや、子どもの日本語教育に悪い影響が出てくるのではと思ってしまいます。

いろいろと考えさせられる昨今のカタカナ言葉事情です。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。


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