基本動詞とアウトプットの実践 [make] 1-1

カテゴリー │■ 英語のこと辞書では分からない基本動詞の使い方


最初のブログで、大人になってから英語を学習するには

■ 学習の軸を持つ。

■ アウトプットする。

が重要だと述べました。

学習の軸は動詞、最初は特に基本動詞だと思います。

基本動詞は学校時代に習ったものがほとんどですね。今一度原点にもどっておさらいしてみましょう。

アウトプットは、大人になってから英語を学習して身につけるのには非常に効果的です。

基本動詞のおさらいで学習したことを、今日あったことなどを思い出し英語で一文作ってみることです。

最初は1日10分でいいので続けてみましょう。そうすれば習慣化していきます。

続けているうちに、あなたの英語力がいつの間にか向上していることを実感すると思います。

動詞全般に言えることですが、他動詞と自動詞を意識することが文章を作る上では重要です。

常に意識しましょう。

初日は、誰もが知っている【make】をおさらいしてみましょう。

【make】他動詞・自動詞

makeといえば、「作る」が代表的な意味ですね。基本動詞だけにいろいろな意味があります。

[概念・意味・ニュアンス]
「何か」をある状況に至らせる、変化させる、ならしめる、という意味合いがあります。
「何を」は物だけではなく人、状況、形態など、何でも構いません。
その他の意味としても、築く、得る、~に適している、(スピーチなど)をする、~のスピードを出す、~に達する、~に着く、~に間に合う, ~の得点を取る、(食事など)の支度をする、~に~させる、~の状態にする
など、いろいろな意味があって使い回しが利く動詞です。

自動詞としては、~する、行う、(ある方向に)向かう、という意味があります。


[例文]
I will make you happy. 僕は君を幸せにするよ。
君を幸せな状況に至らせるという、makeの概念そのものです。

That makes sense.
“make sense”は”have a clear meaning”「意味をなす」という意味になります。「それなら分かるよ。そうだよね。」という意味になります。日常会話でよく使われるので、覚えておくと便利です。

You can make Tokyo around evening if you leave Osaka now.
今大阪を出れば、夕方には東京に着けるよ。
ここでも、「東京という場所に至らしめる」というmakeの概念に沿った意味になりますね。

I don’t understand the situation. Can you make it clear?
状況がよく分かりません。分かるように説明してくれませんか?
“make it clear”は、明確な状態に至らしめる、という意味なので、「はっきりさせる」となります。

The tide is making fast. 潮が急速に満ちてくる。
ここでは、自動詞で使っています。この場合にも、ある状態に至るというmakeの概念に沿った意味になります。

I am invited to your party, but I can’t make it this time.
あなたのパーティーに呼んでもらいましたが、今回は出席できません。“I can’t make it.”は、「~できません」という意味で、日常会話でもよく使われます。

Wine can make the meal. ワインが食事の決め手です。
“make”はこのように、あるものの「鍵を握っている」という意味にも使われます。

[動詞句]
make sense それなら分かるよ、ごもっとも

make a bed 床をつくる

make a scene 醜態を演じる

make the scene 見せ場を作る、成功をおさめる

make believe ~のふりをする、~を装う

make a face しかめっ面をする

make a hit with ~とうまくやる

例文と動詞句を並べてしまいましたが、makeだけでも日常の中で使えそうな言い回しがたくさんあります。

それだけ、基本動詞は重要です。基本動詞を使えるようになるだけでも、あなたの表現の幅がぐっと広がります。

毎日1文、自分なりに考えて英文を書いてみましょう。自分で考えて書くことが重要です。

文を書くことで、もちろん会話にも使えるようになります。



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