今ではめっきり見なくなった刃物屋さん、スーパーに出店していたので『お客さまは誰ですか?』を店主に聞いてみました

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ご覧いただきありがとうございます。

今ではすっかり見なくなった刃物屋さん-1すっかり習慣となった夕方の45分程度の散歩

天気がよくて用事がなければ、気分転換もかねての日課になっています。

先週末、夕方の散歩ルートから帰る直前に立ち寄る遠鉄スーパーの前に、今ではめっきり見なくなった刃物屋さんが出店していました。

刃物と言えば、岐阜の関の刃物と越前打刃物
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カマや剪定バサミ、そしてハサミまで、小物の刃物もたくさん並べてありました。
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中でも目を引いたのが、刃物が出来上がるまでの工程を、現物で分かるようにした看板?です。
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私たちが買う刃物は、出来上がった商品だけをみて買うので、

実際どのようにして作られるのかよく分かっていません。

でも、こんな風にして作られるんだということがよく分かる看板です。

欲を言えば、

「切れ味をよくするために、この工程ではこのように研ぎます」

みたいな説明が入っていたら、より納得感が増すのになぁ~と思ってしまいます。


包丁だけ並べたケースもあって、眺めると今まで見たことのない包丁がずらり並んでいます。
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(自分の姿が影になって見づらい写真ですがご勘弁を)


包丁の名前で知っているのは、「出刃包丁」と「刺身包丁」くらい。

こんなにたくさんの種類の包丁があるなんてビックリです。

その中に「イカサキ」という名の包丁があったので、
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包丁の名前通り、店主に「この包丁はイカをさばくのに使うんですか?」

と聞いたら、包丁の名前にはどうも別の意味があるようで

「この包丁は、小さな魚をさばく時に使うんですよ」

と教えてくれました。


このように出店しているお店をみると、

このお店の『お客さんは誰だろうか?』

と、つい考えてしまうのがクセになっています。


セラミック包丁も安価で出回っている中、

この店頭に並ぶ刃物は庶民にとっては決して安くない刃物が多いので、

物販はなかなか難しそうだなと思いました。

このお店は、刃物を研ぐサービスも店頭でやっていたので、

「お気に入りの刃物の切れ味が悪くなり、そうかといって新たな刃物を買い求める気にはなれず、お気に入りの刃物に新品の時のような切れ味を求めているお客さま」

ではないか?

もし、物販でいくならば、

個人であれば刃物にすごく興味を持っているマニアか、

包丁の種類や切れ味をことのほか重視する料理人などのプロではないかと思います。

お客さんのいない時に、店主と世間話をしながら聞いてみると、

やはり物販は芳しくなく、お気に入りの刃物を研いで欲しいお客さんが多いと言っていました。

いろいろお話を聞いていたら、

スーパーでの買い物帰りのお客さんが店にやって来て、店主と話し始めたので、

物販での料理人のプロなどへの売り込みはどうですか?

までは聞けませんでしたが、

スーパーに出店するお店のお客さま像を考えるだけでも

『あなたのお客さまは誰ですか?』

を考えるよい訓練になると思いました。



今日も最後までお読みくださりありがとうございました。


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