「ポスト」、日本人が正しい英語だと信じて疑わなかった言葉

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アメリカのポストが普通青い色をしているのをご存知でしょうか?

「ポスト」、日本人が正しい英語だと信じて疑わなかった言葉

だいぶ昔、ニューヨーク郊外で暮らしていた時、

鮮やかな赤色の日本のポストに比べると、アメリカのポストは何か地味で存在感のない感じがして、初めはゴミ箱だと思って見過ごしていたほどでした。


「ポスト」、日本人が明治時代から正しい英語だと信じて疑わなかったこの言葉、実は和製英語なのです。


「ポスト」は、アメリカ英語で”mailbox”、イギリス英語では”postbox”と言いますが、

イギリス英語の「ポスト・ボックス」が「ポスト」に縮まった言葉なのです。


「ポスト・ボックス」から「ボックス」が取れただけなので、ネイティブに通じるだろう、と考えるのはちょっと甘いです。

なぜかといえば、電柱(telephone post)も街灯(light post)などの柱はどれも”post”だからです。


“post”には、「柱、杭」という意味の他に「地位、役職、配置する、配属する、投函する、郵送する、投稿する」などの意味がありますが、

郵便ポストを英語で言う場合は気をつけるようにしましょう。


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