ビジネスでは『差別化』が重要と言われるけれど、本当にそうだろうか?

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ビジネスでは『差別化』が本当に重要か?

先週初めまで行われていたアメリカ大統領の選挙戦では、

トランプ氏が数々の『差別化』発言や女性蔑視の発言をしていました。

それも、大統領候補がです。

多民族国家のアメリカでは、30年以上前から一般国民の間でも『差別化(differentiation, discrimination)』という言葉をむやみに使わないようにと教育されているのに、

大統領候補のこの発言、どうみても常軌を逸した発言としか思えません。


この『差別化』という言葉、

日本語で聞いてもどこか違和感を覚えてしまいますが、

なのに、

ビジネスでは『差別化』を考えることが重要だ、『差別化』しろ!

とよく言われます。


「他と違うところ」や「強み」って確かに重要かもしれませんが、それを先に考えると、どうしても提供者の目線になりがちです。

それよりも、お客さまの気持ちを推し量り、具体的な悩みやニーズをきちんと理解することの方がはるかに重要です。

と言うのも、

お客さまの悩みやニーズを理解していなければ、お客さまに何を伝えればいいのかさえ分かりません。


「お客さまの悩みやニーズを理解していない」ということは、

「お客さまに何を伝えればよいか分かっていない」ことと同じ


です。

『差別化』を一生懸命考えるよりも、

お客さまの悩みやニーズに応える商品やサービスを地道に提供していくことで、

結果的に

「他と違うところ」や「強み」

が分かってくるのだと思います。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。


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