「胃がん」を振り返って-16(術後1か月~3か月)

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胃を元気に

今年2月2日に行った胃の全摘手術、術後何と言っても大変なのが食事でした。

術後1か月くらいまでは、何が食べられるのか、食べられる量がどの程度か、食べるスピードはどの程度がいいのかがよく分からず、

食べるスピードが速いと、食道のあたりから

「もう食べるな!」

と、突きつけられたような何とも形容しがたい気持ちの悪さを感じました。


それに加えて、吐き気と嘔吐、腹鳴りと腹痛、下痢の3点セットを繰り返し、

抗がん剤「TS-1」を服用している間は、食べられない食べ物の名前を聞いただけで吐き気がするほどの副作用があったので、

食事との向き合い方がとても大変でした。


それでも、術後1か月を過ぎたあたりから、抗がん剤の休薬中は食欲も出てきて、少しずつですが食べられるようになってきました。

主治医から「10kgは痩せるので覚悟しておいてください」と言われていた通り、体重は

術後1か月で5kg、術後2か月で10kg、術後2か月半で12kgの低下をたどり、

このままでは底なし沼のように体重が減っていってしまうのではと心配になるほどでしたが、

13kgの低下でどうにか下げ止まっています。


術後3か月も経つと、吐き気と嘔吐はほとんどなくなったものの、

腹鳴り(お腹がゴロゴロ鳴ること)と下痢はしょっちゅうで、

食後は30分から1時間くらい休んで、その後の様子をみないとちょっと怖い状況です。


術後3か月経った時点で痛感したのは、

抗がん剤の副作用で極端な食欲不振に襲われても、食べられるものを探しておくことがとても重要だということです。

まずは、栄養のことよりもエネルギーを摂ることが重要で、栄養補助食品やスナック菓子などの助けも借りながら、体に必要なカロリーを摂ることを第一に考えない状態になります。

栄養補助食品は総じて味が濃くて、食べるとよく嘔吐してしまいました。

栄養補助食品の中で相性がよかったのは、私の場合

「カロリーメイト」

くらいでした。


術後3か月も経てば、何でも食べていいよ!

と言われるのですが、実際には食べられないものが多く、

体調が悪くても食べられたもの、工夫すれば食べられるようになったものなど、

どうしたら食べられるようになるか、今までに試してみたことを次の機会に書いてみようと思います。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。


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