年老いた親のひとり住まいが心配な方へ・・・サービス付き高齢者向け住宅を検討の選択肢に

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年老いた親のひとり住まいが心配な方へ・・・サービス付き高齢者向け住宅を検討の選択肢に

母が亡くなり、残された父がつぶやいた

「この家(自宅)に、ひとりでは住みたくないなぁ~」

年老いた親のいる家族は、

「高齢の親をひとりにしておけない」

「コンロに火をつけたまま忘れて火事を起こしはしないか」

「突然の体の不調が心配だ」

など、不安や心配が尽きません。


このように、年老いた親のひとり住まいを心配されている方

あるいは、子供に心配をかけたくないと早めに高齢者向けの住宅に自ら入居する年老いた親

など、自宅を離れて暮らす高齢の親が増えていると思います。


要介護3以上の人しか入れない特養(特別養護老人ホーム)は、都市部では入れたら奇跡と言われるほど入居待ちの高齢者がいる状況ですが、特養以外でも

要介護の高齢者向けには、「介護付き老人ホーム」や「住宅型老人ホーム」があります。

また、自立生活ができる人や要支援・軽度の要介護の人向けには「サービス付き高齢者向け住宅」があります。

「介護付き老人ホーム」「住宅型老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅」で提供されるサービスを比較したイメージは次の通りで、

高齢者向け住宅で提供されるサービス

父は「サービス付き高齢者向け住宅」に入居する予定です。


施設によっては高額な入居金が必要となる「介護付き老人ホーム」や「住宅型老人ホーム」と違って、

「サービス付き高齢者向け住宅」は、

●入居金が不要あるいは安い(しかし、敷金は必要です)

●賃貸契約で入居

●入居者の安否確認と生活相談が標準サービス(どこまでが標準サービスかは施設によって異なります)

●ケアの専門家が日中常駐(24時間常駐の施設もある)

といったサービスが付いた高齢者向け住宅なので、年老いた親を持つ家族にとっては大きな味方です。

気になる費用ですが、3食の食事付きで月額概ね16~20万円程度です。

介護などのサービスは選択制なので、そのための費用は別途かかりますが、

必要なサービスを内部あるいは外部の介護事業者から提供してもらう、在宅で依頼する介護サービスと同じスタイルです。

「サービス付き高齢者向け住宅」のデメリットは、要介護度が高くなると住み続けることができなくなる点ですが、

賃貸契約ゆえに自由度が高いので、多くの介護サービスが必要になったら介護付き老人ホームなどへ移ることもできます。

自立した生活がおぼつかない高齢の親が心配な方にとって、

家族の精神的・肉体的負担を軽減してくれる「サービス付き高齢者向け住宅」は、年老いた親の今後の住まいの選択肢として検討する価値があると思います。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。



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この記事へのコメント
お母様が亡くなられたそうですね。
さぞかし気落ちなさっていることでしょう。
心からお悔やみ申し上げます。

私の父も3年前に、東京に住む弟が
「高齢で1人暮らしは心配だから。」と言って引き取ってくれました。
ところがですよ、「部屋の掃除は全然しないし、手がかかるから。」
と言って、浜松にまた戻ってくることになりました(-"-)

もうアパートは引き払ってしまったので、弟がいろいろ探して、
蜆塚のサ高住に入居が決まりました。
昨日の日曜日に引っ越してきたらしいので、近々行ってみるつもりです。
築2~3年ですごくきれいだそうですが、食事込でも15万はかからないとか。
父は厚生年金なのでそれでやりくりできるらしいので、まあいいのですが、内容が心配です。

父、94歳。実は健康で介護の必要はないのです。
一体どうやって介護認定をとったのか、不思議です(?_?)
Posted by しえる しえる  at 2016年04月11日 16:34
要介護3の母は、ここ4~5年緊急入金を繰り返してきたので、私としては「もう楽にさせてあげたい」という気持ちもありました。
嫌がっていた介護施設に入ることなく、入院するまで普段通り自宅で過ごせたのはよかったと思っています。
サ高住は介護認定なしでも入れる賃貸契約の高齢者向け住宅なので、イヤになれば簡単に退居できる上、外泊なども自由にできるので使いやすいと思いますよ。
Posted by 味な英語屋味な英語屋 at 2016年04月11日 18:01