父の日、あろうことか父に激怒してしまいました

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父の日

一昨日の父の日、あろうことか久々に父に激怒してしまいました。


父は認知症に片足を一歩踏み入れる手前の84歳、COPD(慢性閉塞性肺疾患ステージⅡ)もあって要支援1の状態です。

母は17年前に脳内出血で倒れ、その後左半身に麻痺が残り、今では歩行もできず要介護3で車椅子での生活。


世間でもよくある老々介護の状況で、最近では自分のことも満足にできない状況の中、夜中も起きて母の面倒を見ていることにとても感心しているし、大変ありがたいと感謝しています。


そんな父に激怒したきっかけは本当にささいなこと。


父の日は、たまたま実家の自治体での廃品回収の日。

朝7時20分、実家に行くと、いつもなら新聞紙を捨てられるようにしているのですが、今回は手を付けようとした様子もありません。

でも、朝ご飯だけはちゃんと用意して食べ終わり、ソファでくつろいだ様子でテレビを眺めていた。


ここで、少し「イラッ」。


「朝ご飯が逃げるわけじゃあるまいし、順序が逆だろ!逆!」

自分の怒っている言葉に、さらに怒りの感情が高まって、

「朝ご飯をちゃんと準備して食べる時間があるなら、回収時間が決まっている廃品回収に間に合うよう、朝ご飯より先に新聞紙を捨てられるようにしとけよ!」

と言い放つ自分。


しょうがないな~と思いながら、古新聞紙を捨てられる状態にして、車に乗せて回収場所まで持って行き、古新聞を無事廃棄できました。


この程度のことであれば、

「しょうがないなぁ~」程度の日常茶飯事で、

その日は洗濯物を部屋干ししてから、母親の包帯を巻いて自宅へ帰りました。


そうしたら、2時間後に父から電話が。

「今日の新聞どこに行ったか分かる?」


それを聞いて、自分は

「はぁ~? そんなの知るわけないだろ。捨てようとしていた場所にあった新聞はすべて捨てたけど、まさかそこに今日の新聞置いたわけじゃないよね? もし、そこに置いたんだったら、もう捨てちゃったね。」

と答えるうちに、またまた怒りがこみ上げてくるのが自分ながらよく分かった。

父はそれを聞いて、相当不満たらたらの様子だった。


どうも、今日の新聞全部ではなく、いつも通り取り出したテレビ番組覧がなくなったことが気に入らないらしい。


もうこの時点で、怒りが頂点に達していた。

朝ご飯だけはちゃんと食べ終わって、くつろいだ様子でソファに腰掛けてテレビを眺めていた父。

古新聞を捨てようと準備した様子もない上、挙げ句の果てには「テレビ番組覧」がなくなったことに怒っている父。


こっちは、

「日曜日の朝早い時間に行って、そのまま放置されている古新聞を捨てられるようにして、どうにか時間に間に合って捨てることができたのに、テレビ番組覧の紛失を俺のせいするのか!」


そもそも、テレビ番組覧の紛失事件の大元が父にあるのに、そんなことでなぜ責められなければいけないのか?

これが、自分の正直な気持ちだった。

その後少し経って冷静になった頃、

そんなに怒っていた自分がほとほと情けなく、自己嫌悪に陥り、父の日の朝からとってもイヤな気持ちになっていた。

こんなささいなことで、お互いに怒りののしりあう父と息子。

度量の狭い自分が本当に情けなく思った。

人間いいことも悪いことも、最後は感情で動くというが、まさに自分の行動そのものだった。


そんな父の日の前日、6月20日朝9時半からNHKで

「助けて!きわめびと『イライラが止まらない』」

が放送されていた。

【イライラして怒ってしまう】

「なぜイライラするのか?その心の流れを見える化することが大事」

「怒りは他人から与えられるものではなく、自分の中でつくるもの」

怒りの大きな原因にあるのが

「その人に期待する『すべきこと』が最初から頭にあって、それに反する行動や結果を見ると、それが怒りになる。」


「その『べき』を、最初から頭からなくせば怒りはコントロールできる。」


確かに父には、「古新聞を捨てられるように準備しておくべき」

という期待を抱いていて、

その結果が

「朝ご飯は済ませているのに、古新聞を捨てる準備は何もしていない。」


これがイライラの大もとの原因。


父の日に、あろうことか父に激怒したことに

嫌悪感さえ覚えた自分を、


もっと度量の広い人間に成長できるよう

すぐにはできないかもしれないけれど、

この『べき』を人に期待するのを

止めて行こうと思った父の日でした。



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この記事へのコメント
御両親の介助をされているのですね。
大変でしょうね。
イライラはよくよく分かります。
そして怒ってしまった自分にもイライラ、
わたしの両親はもうだいぶ前に他界していますが、その当時にやはりいっぱい怒ったり、邪険にしたりということが今頃になって悔やまれています。

そんなお忙しい方にブログ講座を開いていただいてありがたく感謝です。
Posted by 五十八五十八 at 2015年06月23日 22:11
五十八さん
お気遣い大変ありがとうございます。
いえいえ、忙しくはないんですが、
正直、いつまで続くんだろ~てな思いが出てきて、
気持ちが続かないこともあったりします。

現状を正面から受け入れて、最善であろう道を探して
いるような感じです。

それでも、親が死ぬ時には、
「育ててくれて本当にありがとう!」
と言えるようにしたいです。
Posted by 味な英語屋味な英語屋 at 2015年06月24日 10:57