最近、高齢の父に対して怒らなくなったワケ

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ご覧いただきありがとうございます。


父は84歳で要支援1、母は83歳で要介護3の車イス生活。

いわゆる、父が母の面倒を見る老々介護の状況ですが、

去年まで年2~3回救急車のお世話になっていた状況から比べれば、今年は比較的平穏な日々が続いています。

デイサービス、訪問看護、訪問介護、訪問入浴、掃除など身の回りの支援など、介護保険のポイント上限を超えて100%自己負担の分まで使っています。

車イス昇降機の上に放られた洗濯ばさみ

突然ですが、この写真何だと思いますか?

毎朝実家に行って、洗濯物がある時は私が父母の洗濯物を干し、夕方父に取り込んでもらっているのですが、

その時、車イスの昇降機の上に父が放り投げた洗濯ばさみが散乱している写真です。

最近ではいつもの光景ですが、半年ほど前までは

洗濯ばさみを入れる小さなカゴ

「洗濯ばさみ、なんで洗濯ばさみを入れるカゴに入れないの!!」

と、この光景を見るたびに父に怒っていました。


要支援1の父が要介護3の母の面倒を見ているのは大変です。

状況は分かっているのですが、つい怒ってしまっていました。


あまり怒ると自己嫌悪に陥ることもあります。

「このようなことをいつまでも続けているのはよくない!」

「洗濯ばさみを小さなカゴに入れてもらうことを期待するのはやめよう」

と考え方を変えました。

「洗濯物を取り込んでくれるだけで十分だ」 と。



そうしたら、この光景を見ても怒れてしまうことが自然となくなりました。

高齢で要支援1の父に高すぎる期待をしない。

そうすれば、相手の実際の行動を見ても、期待値とのギャップがないので怒れることは自然となくなります。


老々介護の両親の面倒を見ている中で、気づかせてもらったひとコマです。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。

2015/06/23
父の日、あろうことか父に激怒してしまいました
ご覧いただきありがとうございます。一昨日の父の日、あろうことか久々に父に激怒してしまいました。父は認知症に片足を一歩踏み入れる手前の84歳、COPD(慢性閉塞性肺疾患ステージⅡ)もあって要支援1の状態です。母は17年前に脳内出血で倒れ、その後左半身に麻痺が残り、今では歩行もできず要介護3…



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この記事へのコメント
・期待しすぎない。
・考え方を変える。

これは、育児奮闘中の自分にも当てはまるのでは⁈ と、記事を読ませていただいて感じました。


無事に産まれてきてくれただけで感謝していたのに、今は期待値が上がり、イライラすることも…。

初心を思い出しました。


また、私には91歳の高齢の祖母がおります。
祖母のことは両親に任せきりで、今の私は何もできてはいませんが、いつも気になっております。
記事を他人事とは思えず、読ませていただきました。
色々な気付きをシェアして下さってありがとうございます。
Posted by Okochi YukikoOkochi Yukiko at 2015年11月10日 22:04
Okochiさま、コメントありがとうございます。
怒れば怒るほど自己嫌悪に陥ってしまい、自分でもイヤになっていました。
人は簡単には変えられないけれど、変えようと思えば自分は変えられると実感できた出来事でした。
この歳になって気づくなんて遅すぎ!とも一瞬思いましたが、逆にこの歳で分かってよかったと思っています。
Posted by 味な英語屋味な英語屋 at 2015年11月11日 06:37